『よい香りのする皿』 平松洋子 著


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最初は装画に惹かれました。
ぱっと目に飛び込んでくる、とても好きな感じの花
の絵が本屋さんに並んでいた。
描いた方は 網中いづるさん。
どこかで見たタッチだな、と思ったら甲斐みのりさん
の “ジャーナル” の装画(これまた装画に惹かれ
て購入していました)。
次に目がいったのがタイトル。
『よい香りのする皿』。
これだけで、思わず本を開きたくなります。
私は食いしん坊な人が好き。
平松さんは間違いなく、食いしん坊(な、はず)。
そこには、72皿の美味しそうな味が並んでいる。
こんなにバラエティに富んでいる料理が日々の食卓
に登場するのだから贅沢だなぁ。
いつも思うのだけど、平松さんの本のタイトルはぐっと
くるものが多い。
“夜中にジャムを煮る” “買えない味” “おもたせ暦”
等どきり、とする。
そして、レシピがどれも何度も何度も作り込んだ跡が
あっていいなぁと思う。
記憶を辿って繰り返し作る味、自分の味。
きっと誰もが美味しくできるものではないかもしれない
(きっと平松さんのが一番美味しい)。
だけれどもレシピの味を想像したり、平松さんの文章を
読んで共感したり、読み終わる頃には猛烈に料理を作
りたくなる。
そして誰かと一緒に “美味しいね” と言い合いながら、
しみじみ味わいたい。
美味しい料理って、ただ作るだけでは駄目だという事を
この本は教えてくれる気がします。


『よい香りのする皿』 平松洋子 著 /講談社




こちらも素敵な装画

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『ジャーナル』 甲斐みのり 著 
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by ruinyoro | 2008-08-28 18:44 | お気に入りの本


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