アゴリー(韓国)

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チェジュ島で『Lee Jung-Seop 美術館』へ行った。
海を見渡せる小さな丘の上にある美術館で、側には
Lee Jung-Seop さんが過ごしたアトリエがそのまま
保存されている。
間借の簡素なアトリエだ。
1日どっぷりと此処で絵を描いていたのだろう、と思いな
がらアトリエの空気を吸ってみた。
緩やかな石段をあがり美術館の入り口へ。
展示室は1Fと2F、思った以上にビビビッとくる絵がいく
つもある。
Lee Jung-Seop さんの奥さんは日本人で、長い間
韓国と日本で離れ離れに暮らしていた。
その間の手紙のやり取りも展示されていて、それが愛情
に溢れていてとてもよかった。
辛い時期でもユーモアを忘れない手紙の数々は、時には
可笑しくまた切ない。
子供のことを“ぼくのアスパラガス君”と呼んだり、反対に
Lee Jung-Seop さんは皆から“アゴリー”と呼ばれてい
たりと(あだ名:あごが出ているからだとか)思わずクスリ。


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中でも煙草の銀紙に描かれた『Crabs and Family』は
強く印象に残った。
線がとてものびのびと奔放で“あぁ、こんな絵が描けたらな”
と思う。

美術館を出ると雨がポチポチと降り出して、遠い沖合いに
低く雲がたれこめボウッと光を発していた。
心が清々しくなった。

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by ruinyoro | 2006-04-12 16:22 |


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